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2011年4月19日火曜日

ダンスによる復興支援のためのマッチングサイトを作ります

先週4月12,13日、関係者と共に仙台に行ってきました。10BOXの八巻さんに2時間海岸沿いを案内していただきました。毎日のようにテレビで見てい る風景ですが、実際にそこに立つと、言葉も出ず、全身の力が抜ける思いがしました。本当にとんでもないことが起きたと思いました。

その後仙台の舞台人達を中心に立ち上がったArt Revival Connection TOHOKUの方々約30人とミーティングを行ないました。彼らは、自分たちも被災者でありながら、演劇などでいかに復興支援を行なっていくかを話し合っ ています。両親をなくされた方、まだ肉親を探している方、市内は海岸沿いに比べたら被害は少ないですが、ようやくガスが通った状況で、そしていまだに続く 余震の為に、みんなぎりぎりの状態で、それでも自分たちに何か出来ることがないかと集まり話し合っています。そして自分たちの舞台活動もどのように行なっ ていけるのかも、同時に話し合っています。

仙台市内の劇場・ホールはかなりの被害を受け、復旧の見通しは全く立っていません。舞台関係者は、一切の仕事や活動がなくなってしまいました。稽古場の10BOXはまだ被害が少なく、安全確認が取れ次第オープンするとおっしゃっていました。

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現在、ダンスアーティスト、関係者の方々で、復興支援においてダンスの持つ力が、いろんな形で被災地の方々の力になれるのではと考えていらっしゃる方が多 いと思います。しかし、あまりのことで、どのような形でそれが可能なのか、どのようにコンタクトしたらよいのだろうかと、悶々としている方も多いと思いま す。

今、その思いを行動につなげる道筋を作るべく、被災地の方々及び様々な関係者と現状把握をし、その方法を話し合っているところです。そのための資金を得る為に、募金などと並行して、公的機関に働きかけもしています。

いろいろなことを準備中ですが、まずダンス関係者から、自分たちの思い、こんなことが出来る、こんなことをしたら少しは力になれるのでは、、、など、意思表明が出来たらと思いました。

具体的にどのような場所で、どのような形で可能かは、まだわかりません。しかし、子どもたちと一緒にからだを使って遊んだり、高齢者へのマッサージなど、身体を動かす専門家として出来ること、必要とされることは多いと思っています。

そこで、皆様にお願いです。
ダンスによる復興支援を、一緒に行ないませんか。

■具体的には、JCDNでダンスによる復興支援のマッチングサイトを作ります。

支援をしたいアーティストと支援を必要とする被災地を直接結ぶ為のサイトです。JCDNが主導的にアーティストを派遣するのではなく、被災地の方々が必要だと思われた支援=アーティストを現地に届ける為の
コーディネートを他の団体と協力しながら行っていくことを考えています。

サイトは、「私も復興のためにできることを行ないたい!」と手を挙げていただいた方々の顔写真とお名前と居住地をトップページに掲載し、 その顔写真をクリックすると、下記のご自身で記入していただいた自己紹介文を表示します。

自己紹介の項目
1)お名前、性別、年齢(もし表記したくない場合は記入しなくて良いです)
2)居住地(住所と携帯の番号もお知らせください。これはサイト上には表記はしません)
3)肩書き(ダンスアーティストなど)
4)震災及び復興支援に関しての、あなたの思い、メッセージなど
5)こんなことが出来る、こんなことをしたいなど,具体的に考えていること。
6)可能な時期(長期の支援になりますので、来年の3月までの可能な時期を記入ください)
7)これまでの公演以外のアウトリーチ、学校や福祉施設でのワークショップの経験
8)これまで被災地と何か関係があればお書きください。(例えば、出身であるとか、ワークショップを行なったことがあるとか、何かつながりがあれば)
9)略歴、ご自分のサイトアドレスなど、上記項目以外で紹介できるリンクなど
10)顔写真を添付でお送りください。

もしほかにこのようなことを入れたいという方がいたら書き足していただいて結構です。

ボランティアの活動のためギャラは出ませんが、交通費、宿泊費の確保をしようと動いています。

そしてアーティストだけを派遣するのではなく、必ずコーディネーターもついて、チームで行くことを想定しています。

アーティストと同時に、制作者の方で、コーディネーターが出来るという方も上記の記入可能なところだけ書いてお送りください。

もし実際に行くことが実現しなかったとしても、東北の方々を思っている、何か必要なことがあったらいつでも行きます、というメッセージだけでも、気持ちが 通じると信じています。そして東北だけではなく、関東や全国に移ってこられた被災者の方々への支援も同時に必要だと考えています。

上記の項目について、メールでJCDN佐東宛にお送りください。 
アドレス jcdnjp@ybb.ne.jp

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今回作成するダンスのマッチングサイトは、”NPO法人アートNPOリンク”の、「アートNPOエイド」http://anpoap.org/ のダンス関係のコンテンツとして入り、他の団体と連携しながら実行に向けて進めます。

もうひとつ、被災地および関東と関西の舞台関係者によって、アートによる支援のネットワークを創ろうと準備をしています。

このふたつの動きの基本的な考えとして、まず現地の舞台関係者、アーティストが中心になり、 その足りないところを外からのアーティストや関係者がサポートするような形が取れたらと話し合っています。

最後に、現地のひとつの具体的な状況として、魁文舎の花光さんから下記のようなメールをいただきました。

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私の叔母が仙台市に住んでおり、精神科のカウンセラーを長年しています。学校からの依頼を受け、小中学校にも派遣された実績があります。
先日「仙台市心のケアチーム」の東北大精神科チームのメンバーとして、被災地の岩沼の避難所3箇所を訪問してきたそうです。医者と看護婦と精神科の先生の3人が一チームになって、チームごとに被災地を巡回しているそうです。

大人は職探しや書類の手続き等これからの生活のために動き始めて忙しそうですが、こどもやお年寄りには身体を動かし遊びながら心を開放すること、また子供 たちの活発な姿に大人がどんなに励まされるか、その必要性を実感してきたと言っていました。(カウンセリングで話を聞くだけではなく、マッサージや針の方 がいいんじゃない、と思うほど、身体の開放が心のケアに有効とも感想を言っていました)

この「心のケアチーム」は、香川県の丸亀病院や大阪日赤病院など各地からの派遣と仙台市の医療チームが混合しているようです。

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アートの力が必要なのはまさにこれからだと思います。みんなの力をあわせて、自分たちの出来ることを行ないたいと思います。

このサイトはJCDNの会員だけに限るものではありませんので、お知り合いの方々にも転送してください。

上記の文章で、何か不適切な表現などがありましたらお許しください。どうぞよろしくお願い致します。


佐東範一
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)代表